パティシエになるには何が必要なのか、資格は必要なのか、どのようにキャリアをスタートすれば良いのかは、多くの人が気になるポイントです。この記事では、パティシエになるための基本的な情報から、資格の必要性、新卒向けの求人例をわかりやすくまとめました。
現場での経験を積む方法や、製菓専門学校に進学してキャリアを築く方法、さらにパティシエとしての平均年収についても詳しく解説します。目的に合わせた進路選択や、今すぐ実践できるアクションを知り、パティシエになる方法の答えを見つけてください。
なお、飲食業界専門の新卒求人サイト「エフラボ」では、パティシエを含めた飲食業界の求人情報を多数取り扱っています。パティシエとして活躍できる現場での就職を目指している人は、ぜひご活用ください。
パティシエになるには?まず知っておきたい基本

パティシエになるには、まずその仕事内容や求められるスキルについての理解が重要です。ここからは、パティシエになる前に知っておきたい仕事内容・年収・資格の必要性を整理します。
パティシエの仕事内容
パティシエは、スイーツやデザートの製造を担当する職業で、仕事内容は多岐にわたります。日々の業務としては、材料の選定や仕入れからはじまり、レシピにもとづく調理・仕上げ・装飾までを一貫して担当します。
ベーカリーやホテル、レストランなど勤務先によっては、イベントや特別注文に対応したスイーツを作ることもあるため、臨機応変に対応する力も必要です。
【勤務先ごとで異なる仕事内容例】
| 業種 | 仕事内容 |
|---|---|
| 洋菓子店(パティスリー) | お菓子作りの工程によって担当が分かれる。小規模店ではすべての工程を担当する場合が多い。 |
| レストラン | コース料理のデザートを作り、盛り付けや装飾に工夫が必要。特別なデザートも作る。 |
| カフェ | 注文を受けてからデザートを作り、事前にケーキ類を製造して提供する。 |
| 結婚式場 | ウェディングケーキやコース料理のデザート、引き出物を作り、新郎新婦の要望に応じてデザイン。 |
| お菓子メーカー(工場) | 工程別にパティシエが作業し、新商品の開発や商品改良なども行う。 |
パティシエの平均年収
パティシエの平均年収は、366.2万円が全国かつ全年齢の平均で、20〜24歳に絞ると平均年収は305.7万円となります。新卒や若手のうちは年収が低めに設定されやすい反面、年々経験を積むことでスキルが向上し、給与も上がっていくのが通常です。
なお、「エフラボ」が全国232社を対象とした新卒採用の給与水準では、以下の結果が出ています。

給与が見合っているかを確認する際は、住んでいる地域や就職希望エリア、学歴などもあわせて見ることが大切です。パティシエとして年収を上げる方法については、「パティシエの初任給や手取りは低い?相場から待遇まで徹底解説」をご覧ください。
出典:厚生労働省職業情報提供サイト(job tag)「洋菓子製造、パティシエ」
パティシエになるための資格の必要性
パティシエとして働くためには、実は特定の資格は必要ありません。しかし、資格が無意味ではなく、業界内での信頼性やスキルの証明として役立つ場合があります。たとえば製菓衛生師の資格は、食品衛生に関する知識を持っていることを示し、食品を扱う仕事において重要なポイントとなります。
また、実際の製菓技術を証明する国家資格「菓子製造技能士」もスキルを証明する資格としておすすめです。菓子製造技能士の資格は、製菓技術の専門性をアピールでき、就職や昇進の際に有利に働くことがあります。
なお、製菓衛生師について詳しく知りたい人は、「製菓衛生師の使い道とは?取得方法や資格を活かした就職先を紹介!」をご覧ください。パティシエになるには製菓衛生師の資格が必要なのか、具体的に解説しています。
「エフラボ」では、飲食ジャンルの新卒求人を多数掲載しています。興味のある仕事の求人情報を確認し、実際の仕事内容や給与をチェックしてみてください。
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パティシエになるには主に2つの選択肢がある

パティシエになるには、主に以下の選択肢があります。
- 製菓専門学校に進学してから就職する
- 洋菓子店やホテルに就職して現場で学ぶ
自分に合ったパティシエになる方法を見つけ出すためにも、順番に違いを解説していきます。
製菓専門学校に進学してから就職する
製菓専門学校の進学は、パティシエを目指す多くの人にとって理想的なスタート地点です。専門学校では、洋菓子や和菓子の製造技術・デザイン・材料の選び方など、基礎から応用まで幅広く学べます。また、専門的な設備が整っているため、実践的なスキルを磨ける点が魅力です。
一方で、専門学校に通うには学費がかかるというデメリットも考慮に入れる必要があります。学費がかかる点が気になる場合は、次の章で紹介する「就職して現場で学ぶ道」も選択肢になります。
洋菓子店やホテルに就職して現場で学ぶ
パティシエとしてのキャリアをスタートするために、洋菓子店やホテルに直接就職する道もあります。働きながら現場で学ぶ選択肢は、より実践的なスキルを身につける絶好の機会です。実際の職場環境で働くことで、お客さまへのサービスやチームワーク、時間管理など、現場で必要とされるスキルが自然に定着します。
また、先輩パティシエから直接指導を受けられるため、製菓技術のコツを間近に学べる点がメリットです。なお、洋菓子店やホテルは以下のように異なるスタイルや文化を持っているため、自分に合った職場を選ぶことが重要です。
- 洋菓子店の業務:日々のデザートの製造や新商品の開発
- ホテルの業務:豪華なデザートビュッフェや結婚式用の特別なケーキの製造
現場での経験は、パティシエのプロフェッショナルとしての基盤が築かれ、将来的に独立や更なるキャリアアップを目指す際にも大いに役立つでしょう。
【新卒向け】パティシエとして活躍できる求人例

ここからは、新卒でパティシエとして活躍したい人に向けて、おすすめの求人を紹介します。なお、この記事では飲食業界専門の新卒求人サイト「エフラボ」に掲載されている情報からピックアップした求人です。
株式会社DREAM ON
株式会社DREAM ONは、カフェ・パティスリー・ベーカリー・レストランなど多業態を展開し、急成長を続ける飲食企業です。若手にも裁量があり、「20代で社長」を目指せる環境など、挑戦機会の多さが魅力です。
スタッフの“ワクワクや幸せ”を重視する文化のもと、パティシエとして技術だけでなく、企画や店舗運営まで幅広く経験できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 応募資格 | 大卒、短大卒、専門卒、高卒 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 展開事業 | カフェ・パティスリー・ベーカリー・レストランなど |
| 募集職種 | パティシエ、キッチンスタッフ、ブーランジェほか |
| 仕事内容 | 調理・製菓業務全般、接客、店舗運営補助など |
| 給与 | 月給295,000円〜(固定残業代含む) |
株式会社トップス
株式会社トップスは、チョコレートケーキで高い知名度を持つ洋菓子ブランドを展開する上場企業です。創業60年の安定基盤があり、手づくり中心の製造体制のもとでパティシエとして技術を磨けます。
将来的には製造のスペシャリストだけでなく、管理職や商品開発も目指せるため、安心できる環境で長く成長したい新卒に向いています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 応募資格 | 大卒、短大卒、専門卒 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 展開事業 | 洋菓子メーカー・ケーキショップ・カフェ |
| 募集職種 | パティシエ(製造職)、店舗運営職(販売スタッフ) |
| 仕事内容 | 洋菓子の製造、仕込み、仕上げ、商品づくり全般 |
| 給与 | 月給220,000円〜(専門・短大卒/残業代別途全額支給) |
株式会社東京プレミアムダイニング(TOKYO PREMIUM DINING,INC.)
株式会社東京プレミアムダイニングは、イタリアン・和食・パティスリーなど多彩なブランドを展開する企業です。希望ジャンルに沿った配属で、専門性の高い技術や接客を基礎から学べる点が魅力です。安定した環境でパティシエとして実力を磨きたい人に向いています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 応募資格 | 大卒、短大卒、専門卒、高卒 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 展開事業 | 和食・日本料理・イタリアン・パティスリー |
| 募集職種 | パティシエ、キッチンスタッフ、ホールスタッフ、販売職 |
| 仕事内容 | パティスリーまたはレストラン内での製菓業務、仕込み、仕上げ、先輩の補助など |
| 給与 | 月給245,000円〜265,000円(学歴・固定残業代含む) |
パティシエを目指す上でよくある質問

- パティシエになるには何年かかりますか?
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パティシエになるまでにかかる年数は、選択する進路によって異なります。一般的には、製菓専門学校に通う場合、学校での学びが1〜2年で、その後に現場での経験を積む必要があります。一方、専門学校に通わず、直接現場で働きながら学ぶ場合、現場での修行期間は通常3〜5年程度です。
ただし、製菓専門学校に進む場合も、直接現場で学ぶ場合も、一人前のパティシエになるまでに必要な期間は本人の努力や職場環境によって変わります。どちらの道を選ぶにしても、パティシエとして必要な技術や知識を習得するためには、地道な努力と経験が不可欠です。
- パティシエになるために高校生のうちにやるべきことはありますか?
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ティシエを目指す高校生にとって、早い段階からの準備は将来のキャリアを形成する重要なステップです。高校生のうちから何をすれば良いのか悩んでいる場合は、以下のポイントを意識してみてください。
学びの要素 具体的な方法 基本的な知識 家庭科の授業、自宅でのお菓子作り 専門知識 製菓に関する専門書や雑誌を読む 実践的なスキル 地元の洋菓子店やベーカリーでのアルバイト コミュニケーション能力 部活動やボランティア活動を通じての経験 目標設定 自分の夢に向かって努力し続ける 上記のように、高校生のうちにできる準備をしっかりとしておくことで、パティシエへの道を切り開く基盤を築けます。
まとめ

パティシエになるには、まず自分がどのルートを選ぶかを決めることが大切です。専門学校で基礎を学び、資格を取得してから就職する方法や、直接現場に飛び込んで実践的に技術を磨く方法があります。どちらを選ぶにしても、情熱と努力は必須です。
また、高校生のうちから製菓に関する知識やスキルを少しずつ積み上げておくことも、将来の役に立つでしょう。これからパティシエを目指す場合、自分の夢に向かって一歩踏み出す勇気を持ってください。
興味がある専門学校のオープンキャンパスに参加したり、実際に働いているパティシエの人に話を聞いてみたりも良い経験です。夢を実現するために、今からできることをはじめましょう。
なお、飲食業界専門の新卒求人サイト「エフラボ」では、パティシエを含めた飲食業界の求人情報を多数取り扱っています。パティシエとして活躍できる現場での就職を目指している人は、ぜひご活用ください。

