製菓専門学校卒業後の就職先7タイプ!正社員の求人例と自分に合う選び方

製菓専門学校卒業後の就職先7タイプ!正社員の求人例と自分に合う選び方

製菓専門学校を卒業したあとには、パティスリーやホテル、ベーカリー、カフェ、食品メーカーなど、さまざまな就職先があります。

選択肢が多いからこそ「自分に合う働き方はどれだろう」と迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、製菓専門学校卒業後の主な就職先を7つのタイプに分けて、仕事内容や向いている人の特徴などを解説します。

記事の後半では、飲食業界専門の新卒求人サイト「」で掲載されている求人例もまとめました。実際の求人もあわせてチェックしてみてください。

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目次

製菓専門学校卒業後の進路と就職状況

製菓専門学校を卒業した人の就職率は高く、多くの人が学んだ知識や技術を活かして製菓・飲食業界で活躍しています。

文部科学省と厚生労働省の「令和7年3月大学等卒業者の就職状況調査」によると、専修学校専門課程を卒業した人の就職率は99.2%でした。

製菓専門学校でも、学校独自の求人ネットワークや就職サポートが充実しているため、就職先を見つけやすい環境が整っています。

ただし、この数字は「就職を希望した人のうち、実際に就職できた人の割合」です。大切なのは就職することだけではなく、自分に合った職場を選ぶことです。

製菓専門学校で学んだ技術を活かせる職場は、パティスリーやホテルだけではありません。

お菓子づくりの現場で技術を磨く道もあれば、商品開発や企画など、企業で活躍する道もあります。

次の章では、製菓専門学校卒業後の主な就職先を7つのタイプに分けて具体的に見ていきましょう。

製菓専門学校卒業後の主な就職先7タイプ

製菓専門学校を卒業した人の就職先は、パティシエとしてお菓子づくりの技術を磨く職場から、商品開発に携わる企業までさまざまです。

まずは、代表的な就職先を見てみましょう。

  • 洋菓子店(パティスリー)
  • ホテル・ブライダル施設
  • カフェ
  • パン屋・ベーカリー
  • 和菓子店
  • レストラン(デザート部門)
  • 食品メーカー・企業(商品開発・製造)

それぞれ仕事内容や働き方、向いている人の特徴が異なります。自分がどんな環境で働きたいのかをイメージしながら読んでみてください。

1. 洋菓子店(パティスリー)|製菓学校卒業生の定番の進路

洋菓子店(パティスリー)は、製菓専門学校の卒業生に人気の高い就職先の一つです。個人経営の小さなお店から、有名シェフが手がける高級店、百貨店に入るスイーツブランドまで、さまざまな選択肢があります。

洋菓子店では、生地の仕込みや焼成、クリームの仕上げ、商品の陳列など、お菓子づくりの工程に幅広く携われるのが特徴です。

少人数のお店では、ひと通りの業務を経験できることも多く、総合的な製菓技術を身につけたい人に向いています。

将来自分のお店を持ちたい人や、パティシエとして技術を磨いていきたい人におすすめの就職先です。

2. ホテル・ブライダル施設|スケールの大きな製菓に関われる

ホテルやブライダル施設も、製菓の知識と技術を活かせる人気の就職先です。ホテル内のパティスリーやビュッフェ、レストランのデザート、ウェディングケーキの製作など、幅広いお菓子づくりに携わります。

比較的大きな組織で働くため、研修制度や福利厚生が整っている企業も多く、長く働きやすい環境を選びやすいのも魅力です。

結婚式という特別な日にウェディングケーキを提供するなど、人の思い出に残る仕事ができるのもこの職場ならではのやりがいといえるでしょう。

3. カフェ|製菓とドリンク・接客を掛け合わせられる

カフェでは、スイーツづくりだけでなく、ドリンクの提供や接客を担当することもあります。店舗によって仕事内容は異なりますが、お客様との距離が近い職場が多いのが特徴です。

自分が作ったお菓子を目の前で楽しんでもらえるため、お客様の反応を直接感じながら働けます。コーヒーや紅茶などのドリンクの知識や、接客スキルを身につけられるのも魅力です。

将来カフェを開きたい人や、製菓だけでなく幅広いスキルを身につけたい人に向いています。

4. パン屋・ベーカリー|製菓・製パンの知識を活かせる進路

パン屋やベーカリーは、パンづくりに携わりたい人に人気の就職先です。仕込みから焼成、商品の陳列までを担当し、店舗によっては季節限定商品の開発や接客に関わることもあります。

製菓と製パンの両方を学んだ人であれば、学校で身につけた知識や技術を活かしやすい職場です。

パンづくりの技術を磨きたい人や、将来はベーカリーで活躍したい人に向いています。

5. 和菓子店|伝統の技術を活かせる進路

和菓子店では、四季を表現した生菓子や贈答用の和菓子など、日本の伝統的なお菓子づくりに携わります。

和菓子は、繊細な手仕事や季節感を大切にするのが特徴です。

見た目の美しさにもこだわるため、細かな作業が好きな人や、日本の食文化に興味がある人に向いています。

6. レストラン(デザート部門)|コース料理の一皿を担う

レストランのデザート部門では、コース料理の最後を飾る皿盛りデザート(デセール)の製作を担当します。料理とのバランスを考えながら、味や見た目を一皿で表現する仕事です。

提供するタイミングや盛り付けの美しさも求められるため、お菓子づくりの技術だけでなく、表現力やスピード感も身につきます。

デザートを通して料理の世界に関わりたい人に向いている職場です。

7. 食品メーカー・企業(商品開発・製造)|安定した環境で知識を活かす

食品メーカーや製菓会社では、商品の開発や製造、品質管理などに携わります。お店でお菓子を作る仕事とは異なり、製菓の知識を商品づくりや品質管理に活かせるのが特徴です。

企業によっては土日休みや充実した福利厚生が整っている場合もあり、働き方の選択肢が広がります。自分が関わった商品が全国で販売される可能性があるのも、この仕事ならではの魅力です。

製菓の知識を活かしながら、商品開発やものづくりに携わりたい人に向いています。

実際にどのような就職先があるのかは、「」で確認してみてください。パティシエ・製菓分野の求人を多数掲載しています。

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個人店と大手企業、製菓学生の就職先はどっちがいい?

就職先を考えるとき、多くの人が迷うのが「個人店と大手企業、どちらが自分に合っているのか」という点です。

どちらが良い・悪いというものではなく、仕事内容や働き方、身につけられる経験に違いがあります

個人店は少人数で運営していることが多く、仕込みから仕上げまで幅広い工程を任されやすいのが魅力です。早いうちからさまざまな経験を積みやすく、将来独立を目指す人にとって魅力的な環境といえます。

ただし、クリスマスやバレンタインなどの繁忙期は忙しく、一人あたりの業務量が多くなる点は大変な部分です。

一方で、大手企業やホテル、食品メーカーは、研修制度や福利厚生が充実している傾向があります。新卒向けの教育体制が整っている企業も少なくありません。

分業制を採用している職場では担当業務が決まっていることもありますが、専門性を磨きながら着実に成長していける環境といえます。

大切なのは「自分がどんな働き方をしたいか」を考えることです。

幅広い経験を積みたいのか、教育制度が整った環境で学びたいのか、自分の将来像に合わせて就職先を選びましょう。

後悔しない就職先の選び方|求人票で確認したいポイント

せっかく学んだ製菓の技術を活かして長く働くためには、就職先選びがとても重要です。

ここでは、求人票を見るときに確認しておきたいポイントを紹介します。

1. どの工程まで担当できるか

同じ「パティシエ募集」の求人でも、仕込みから仕上げまで幅広く携われる職場もあれば、一部の工程を担当する職場もあります。

どのような経験を積めるかによって、身につく技術は大きく変わります。

求人票に仕事内容の詳細が書かれているかを確認しておきましょう。不明な場合は、事前にどのような業務を担当するのかを聞いておくと安心です。

2. 休日・残業など働き方の条件

年間休日数やシフトの組み方、残業時間なども確認しておきたいポイントです。

製菓の仕事はクリスマスやバレンタインなどの繁忙期に忙しくなりやすいため、働き方は企業によって大きく異なります。

求人票では次のような項目を確認しておきましょう。

  • 年間休日数
  • シフト制の内容
  • 月平均残業時間
  • 繁忙期の勤務体制(記載がある場合)

求人票だけではわからない場合は、職場見学やインターン、説明会を活用して、実際の働き方を確認しておくと入社後のギャップを減らせます。

3. 給与・待遇に納得できるか

給与は、初任給の金額だけで判断しないことが大切です。求人票を見るときは月給の金額だけでなく、内訳まで確認しましょう。

特に新卒の人が知っておきたいのが、「固定残業代」の仕組みです。固定残業代とは、あらかじめ一定時間分の残業代が月給に含まれている給与制度のことをいいます。

例えば、同じ月給24万円の求人でも、固定残業代が含まれている場合と含まれていない場合では基本給の金額が異なります。そのため、月給の数字だけで給与の良し悪しを判断することはできません。

求人票では、次のような項目まで確認しておきましょう。

  • 基本給はいくらか
  • 固定残業代が含まれているか(何時間分か)
  • 賞与の有無や支給実績
  • 各種手当や昇給制度

エフラボが行った独自調査では、53.0%の企業が固定残業制を導入していました。

月給が同じでも、給与の内訳によって実際の待遇は異なります。求人票は金額だけでなく、内訳まで確認する習慣をつけておきましょう。

4. 将来のキャリアをイメージできるか

最初の就職先は、これからのキャリアの出発点になります。その職場で自分が成長する過程をイメージできるかも大切なポイントです。

求人票を見るときは、次のような点を確認してみましょう。

  • 幅広い工程を経験できるか
  • 商品開発に携われる機会があるか
  • 店長・シェフ・独立などのキャリアパスがあるか
  • 身につけたい技術を学べる環境か

こうした視点で求人を見ていくと、自分が成長できる場所として職場を選びやすくなります。

製菓学校卒業後に正社員で働ける就職先(新卒求人例)

」に掲載されているパティシエ・製菓の新卒求人の中から、製菓専門学生にぴったりの就職先をピックアップして紹介します。

いずれも卒業生が正社員として働ける求人です。

1. 株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド

株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドは、全国にプリンスホテルを展開する国内最大級のホテル・レジャー企業です。

パティシエやブーランジェとして、館内のパティスリーやビュッフェのデザート、ウェディングケーキなど、幅広い製菓・製パン業務に携われます

西洋料理や製菓・製パンなど部門ごとの社内コンクールがあり、優勝作品が実際にホテルで販売される可能性がある点は大きな魅力です。

多彩な現場で経験を積みながら専門スキルを磨けるほか、研修制度も充実しているため、ホテル業界でじっくり成長したい人に向いています。

2. 株式会社トップス

株式会社トップスは、チョコレートケーキで知られる創業60年の洋菓子ブランドを展開する企業です。

一部の工程を除いて手づくりで製造しており、仕込みから仕上げまで、パティシエとしての技術を幅広く身につけられます

生菓子や季節限定スイーツの製造に携わるほか、経験を積めば製造管理者や商品開発職を目指すことも可能です。

年齢や在籍年数を問わず新商品の提案を歓迎する社風のため、学校で学んだ技術を活かしながら自分のアイデアを形にしたい人に向いています。

3. ベイクルーズグループ

ベイクルーズグループ(株式会社ベイクルーズ/株式会社ラデュレジャポン/株式会社ル・プチメック)は、洋菓子ブランドの「ラデュレ」やベーカリーの「ブール アンジュ」など、20を超えるブランドを展開する企業です。

パティシエ職では、生地の仕込みから副材料の製造、焼成、仕上げまで、洋菓子づくりのさまざまな工程に携われます

経験を積むことで、製菓製造部門の責任者や新ブランドの企画・開発に進んだ先輩もいます。

若いうちから商品開発やマネジメントに挑戦できる環境があり、幅広いキャリアを描きたい人に向いている就職先です。

ここで紹介した以外にも、「」ではパティシエ・製菓分野で働ける新卒向け求人を多数掲載しています。仕事内容などを比較しながら、自分に合った職場を探してみてください。

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製菓専門学校の就職先に関するよくある質問

製菓専門学校の就職先に関するよくある質問に回答します。

製菓専門学校卒業後は正社員で就職できますか?

はい、正社員として就職できます。製菓分野では、洋菓子店やホテル、ベーカリー、食品メーカーなど、新卒向けの正社員求人が数多くあります。

専門学校の就職支援を活用できる場合も多いため、複数の求人を比較しながら自分に合った就職先を選ぶことが大切です。

製菓専門学校の就職先で給料が高いのはどこですか?

一概に「この業態が高い」とは言えません。給与は、企業の規模や地域、仕事内容によって大きく異なります。

求人を見るときは月給だけでなく、賞与や昇給制度、固定残業代の有無なども含めて比較することをおすすめします。

製菓衛生師の資格は就活で役立ちますか?

はい、役立つ場面があります。製菓衛生師は、お菓子づくりや食品衛生に関する知識を身につけていることを証明できる国家資格です。就職に必須ではありませんが、資格を持っていることで自分の学びをアピールしやすくなります。

製菓の勉強をしても製菓以外の仕事に就けますか?

はい、就けます。食品メーカーの商品開発や品質管理、販売・企画など、製菓の知識を活かせる仕事はたくさんあります。

食に関する知識やものづくりの経験は幅広い分野で活かせるため、お菓子づくりの現場だけにこだわらず、視野を広く持って進路を考えてみてください。

まとめ

製菓専門学校を卒業したあとの就職先には、洋菓子店やホテル、カフェ、パン屋、和菓子店、レストラン、食品メーカーなど、さまざまな選択肢があります。

後悔のない選択をするためには、給与や休日などの条件だけでなく、「どんな技術を身につけたいか」「将来どんな働き方をしたいか」という視点で求人を比較することが大切です。

自分に合った職場を見つけるために、実際の求人を見ながら働くイメージを具体的にしていきましょう。

製菓業界専門の新卒求人サイト「」では、製菓専門学生に適した就職先を多数掲載しています。説明会などを活用しながら、自分に合った就職先を探してみてください。

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この記事を書いた人

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