飲食業界で活躍を目指すにあたって、女性でも寿司職人を目指せるか、疑問に感じる方もいるでしょう。女性寿司職人の割合は少ないものの、着実に増えてきています。
これまで女性寿司職人が少なかった理由には、女性特有とされてきた体質面や業界に根付く文化的な価値観が影響しています。海外の和食ブームやインバウンドにより、寿司職人の需要は高まっており、女性ならではの強みを活かして活躍できるのがメリットです。
今回は、女性が寿司職人を目指す方法をまとめました。人材が少ない理由や目指すメリットも紹介するので、女性寿司職人として活躍を目指している方は、参考にしてください。
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女性でも寿司職人になれる

寿司職人は男性の仕事というイメージがありますが、女性でも目指せます。女性寿司職人の割合は少ないものの、少しずつ増えているのが事実です。
寿司職人を目指す女性が増えている理由は、以下のとおりです。
- 寿司専門学校の普及
- 働き方の多様化
- 業界内における人材不足
海外の和食ブームやインバウンドにより、寿司職人の需要が急増しています。そのため、短期間で技術を学べる寿司専門学校が注目を集めています。
また、働き方の多様化によって、女性の職域が拡大されたことも理由の1つです。寿司業界は職人不足が深刻な問題になっているため、女性の活躍が期待されています。
寿司職人を目指すための資格や向いている人については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
関連記事:寿司職人になるには資格が必要?向いている人や働くための具体的な進路を紹介
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女性の寿司職人がほとんどいない理由

女性の寿司職人は、男性と比べて少ない傾向にあります。少ない理由は、業界ならではの伝統的な価値観や俗説が影響していると考えられます。
ここでは、女性の寿司職人が少ない理由を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
寿司職人は体力が求められる
寿司職人は握るイメージが強いですが、体力も求められる職業です。お店によっては、大型の魚をおろしたり重たい食材・道具を運んだりと力仕事もあります。
また、寿司職人は長時間立ちっぱなしで仕込みや調理をしなければなりません。男性との体格差を考慮すると、体力面は女性のほうが不利といえます。
体力的な負担を軽減するために機械を導入しているお店もありますが、寿司職人の仕事は多岐にわたります。体力的な問題も影響していることが、女性の寿司職人が少ない理由の1つです。
プライベートとの両立が難しい場合がある
結婚や出産、子育てなどライフイベントが変化しやすく、プライベートとの両立が難しい点も、女性の寿司職人が少ない理由です。寿司職人の仕事は仕込みからはじまり、閉店後は翌日の準備や掃除などがあり、お店によっては拘束時間が長い場合があります。
また、休日も不定期な傾向といえるため、プライベートの時間を確保しにくいと感じる方も少なくありません。プライベートとの両立が難しいことから、「長く続けられないのでは」といった懸念から職業として選びにくい要因になっていると考えられます。
とはいえ、寿司店をはじめ飲食業界では働き方の見直しが進んでいるため、多様な勤務形態を導入するお店も増えているのが現状です。
生理により味覚感度の変動があるといわれている
生理周期により味覚感度に変動があるといわれているのも、女性の寿司職人が少ない理由の1つと考えられます。PubMedが公表している「Gustatory and food habit changes during the menstrual cycle」によると、女性は月経周期に伴い、甘味や苦味など一部の味覚感度が変動することが報告されています。
寿司職人はうまみや風味を感じ分ける味覚が必要とされているため、安定した品質を提供する上で、味覚変動はデメリットです。
ただし、体質変化は個人差があるため、必ずしも味覚感度が変動するとも言い切れません。女性特有のデメリットから、寿司職人を目指す人が少ない可能性もあるといえます。
参考:PubMed|Gustatory and food habit changes during the menstrual cycle
女性は体温が高いという俗説の影響も考えられる
女性は体温が高く、寿司職人に向かないという俗説が存在していたことも理由の1つです。寿司屋では、鮮魚を取り扱っています。
手が温かいと、ネタが温まってしまう可能性があるため、好ましくないといわれています。しかし、体温には個人差があるため、手が温かいからといってネタの鮮度が落ちるわけではありません。実際には修業を積んだ職人であれば影響を受けないため、あくまで俗説としてとらえておきましょう。
板前=男性という印象が強い傾向にある
寿司業界には「板前=男性」という固定観念が根強く残っており、女性の参入を妨げているのも理由です。寿司店には女人禁制の風習があり、歴史的な背景や文化的な価値観により女性が職人を目指すこと自体が困難だったといえます。
職人文化は少しずつ変わっていますが、風習がいまだに根強く残っているお店もゼロではありません。新しい価値観が求められつつあり、女性の寿司職人も少しずつ増えています。
しかし、男性中心の文化という刷り込みも、女性の寿司職人が少ない要因といえます。
女性が寿司職人を目指すメリット

女性が寿司職人を目指す場合、男性にはない強みを活かせます。
ここでは、女性が寿司職人を目指すメリットを4つ解説します。女性だからこそのメリットを活かして、寿司職人として活躍を目指しましょう。
女性ならではの美的センスを活かせる
女性は、男性にはない美的センスを強みに寿司職人として活躍を目指せます。女性ならではの美的センスは、以下のとおりです。
- 彩りの豊かさ
- 料理の盛り付け
- トータルコーディネート
寿司は見た目の美しさも重視されている料理になるため、盛り付けや彩りなど繊細な美的感覚を活かせます。加えて、思わず写真に撮りたくなるような、可愛らしい飾り寿司といった女性特有の感性が評価されます。
男性の比率が多い業界だからこそ、新たな価値を生みやすい点が女性が寿司職人を目指すメリットです。
新規顧客の獲得につながる
女性の寿司職人がいる寿司店は、親しみやすさや安心感を持たれやすく、新規顧客の獲得につながるメリットがあります。男性の寿司職人ばかりのお店は、敷居が高いイメージがあり、1人では入りにくいと感じる方も少なくありません。
また、女性は男性と比べて共感力が高いため、お客さんとの円滑なコミュニケーションが期待できます。女性寿司職人は話題性があり、家族連れや女性だけでも利用しやすく、新たなリピータが増える可能性があります。
目立つ機会が増える
女性寿司職人は少数派のため、注目されやすい点もメリットです。希少な存在だからこそ、口コミやメディアでも取り上げられやすく、お店の人気向上にも寄与します。
また、女性寿司職人がいる寿司店は少ないため、「女性の職人さんがいるお店」と印象に残りやすい点も利点です。
目立つ機会が増えるため、レシピ監修やメディア出演など寿司を握る仕事以外のオファーが増える可能性もあります。希少性を活かした働き方ができるのも、女性寿司職人ならではの良さです。
海外でも活躍できる技術を磨ける
寿司は海外でも人気の高い日本食のため、技術を身につければ海外で働くチャンスが広がります。また、女性寿司職人は、国内だけでなく海外でも注目されています。
海外には「寿司職人=男性」という固定観念が比較的少なく、技術力が評価されるため、性別問わず活躍できるのがメリットです。
また、海外では女性ならではの美的センスが高く評価されるケースもあります。世界で活躍できるチャンスを掴めるのも、女性寿司職人の強みです。
寿司職人として海外で働く方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:寿司職人として海外で働くには?年収や必要なスキルなどを解説
女性が寿司職人を目指す方法

女性が寿司職人を目指す方法は、男女共通です。
ここでは、女性が寿司職人を目指す方法を3つ解説します。それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に適した方法で女性寿司職人を目指す参考にしてください。
寿司の専門学校に通う
専門学校では、基礎から体系的に寿司技術を学べます。包丁の研ぎ方や酢飯の作り方、ネタの切付けなど寿司ができるまでの工程を学べるため、食業界未経験でイチから技術を学びたい方にぴったりです。
また、専門学校によっては和食の調理技術も習得できます。短期集中型のコースや時間をかけて網羅的に学ぶコースまで、プランもさまざまです。
就職支援が充実している学校の場合、卒業後の進路のサポートも受けられます。寿司に関する基本的な技術と知識を身につけられますが、学費の準備が必要です。
寿司店に弟子入りする
寿司店に弟子入りする場合、現場で実践的な技術を身につけられる点がメリットです。一人前になるまでは長い期間が必要ですが、即戦力として活躍できる技術を習得できます。
また、寿司店への弟子入りでは、仕込みや握りのほか、接客まで全工程を体感できます。座学では学べない寿司職人としての感覚を習得できるため、将来独立を視野に入れている方にもおすすめです。
ただし、寿司店に弟子入りする場合、修行期間は長くすぐに寿司を握らせてもらえません。一般的に下積みは3〜5年といわれており、握りを任せてもらえるまでには時間を要するため、根気強さが必要です。
寿司チェーン店に入社する
大手の寿司チェーン店では研修制度が整っており、安定して働ける点がメリットです。研修プログラムが充実しているため、飲食業界の経験がない方でも段階的に寿司職人として技術を身につけられます。
また、寿司チェーン店は雇用条件が整っているため、休みをとりやすい点がメリットです。企業によっては、産休や育休制度を設けており、ライフイベントの変化には柔軟に対応してもらえる可能性があります。プライベートと仕事を両立しやすい点が、寿司チェーン店で働く良さです。
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まとめ

寿司職人として、女性の活躍が広がりつつあります。歴史的な背景や文化的な価値観、体力的な面などの理由から、女性の寿司職人は少なかったと考えられます。
しかし、美的センスや親しみやすさなど、男性にはない強みを活かせる点がメリットです。女性が寿司職人を目指すためには、専門学校へ通ったり弟子入りしたりする方法が挙げられます。
本記事で紹介した方法を参考にして、女性としての強みを活かせる寿司職人を目指しましょう。
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