飲食就活生のエフラボトピックス

エフラボ

My Career vol.01 株式会社 FOOD ARCHITECT LAB 長瀬綾香さん

1993年、岐阜県生まれ。短大で調理を学んだ後、学内で講師のアシスタントとして1年間従事。その後、「現場に出たいという想い」が募り、上京してスペイン料理店に2年間勤務。2017年7月、株式会社 FOOD ARCHITECT LABに転職。現在、イタリアン「アントニオ デル ポライオーロ」の責任者をはじめ商品開発・新卒採用など幅広い業務に携わる。

My Career vol.01 株式会社 FOOD ARCHITECT LAB 長瀬綾香さん
  • —転職のきっかけは何ですか?

     前職のスペイン料理店は複数の店舗を展開し、セントラルキッチンを導入していました。そこで大量調理の技術を学び、自分の身になったとは感じましたが、その一方で店舗での調理は加工されたものを温めることが中心だったので、自分の手で一から調理したいという気持ちが強くなり、そのことが転職のきっかけのひとつとなりました。

  • —1社目と2社目で、選び方のポイントは変わりましたか?

     はじめての就職のときは、父や母のアドバイスもあって福利厚生をチェックするなど、どちらかと言えば安定志向でした。2社目では、安定性ももちろんですが、自分のやりたいことができる会社であることを優先に選びました。経験を積むほど、さらにチャレンジしてみたいことがいっぱい出てきたからです。そこで、時代の波に乗り、勢いのある会社に注目しました。現在働いている会社はコンパクトかつ少数精鋭なお店が多く、お客さまとの距離の近さや雰囲気の良さも魅力でした。

  • —転職して良かったこと、また逆に悪かったことがあれば教えてください。

     飲食の仕事といえば現場だけのイメージがありますが、いろいろな可能性が広がっています。現在働いている会社では様々なことにチャレンジできています。いわゆる拳手制というのでしょうか。「やりたい」という気持ちがあれば、まずはトライさせていただける、そういった社風が気に入っています。私自身もイタリア料理店に配属後、ショップマネージャーに昇格。その後、商品開発や新店の立ち上げ、本社業務として新卒者の採用も担当させていただいたりと、幅広い分野でスキルを磨くことができていることが、転職して1番良かったことだと思います。女性の場合はとくに結婚や出産などでライフステージが変わると、働き方が変化するかもしれません。そんな場合でも、幅広いスキルと経験を培っておけば、様々なステージで輝けるのではないでしょうか。新しいことにチャレンジすれば何をするにも初めてのことばかり。スキルも経験も足りていないので、自分で勉強しなければなりません。でも、学ぼうという姿勢や努力が求められるのはどの業界でも同じですよね。

  • —長瀬さんの今後の目標を教えてください。

     これまではショップマネージャーとしてホール業務が中心でした。現在は調理に関しても引き継いでいる最中です。店主のような立場で、調理もオぺレーションも含め、店全体をマネジメントできるようになることが次の目標です。また会社から、新店立ち上げなど1つの案件すべてを任せてもらえるようになることや、企画やプロモーションでも活躍できるようになりたいという目標もあります。実は、まだ社外秘なので詳しくはお話できないのですが、新規事業でそういう分野への挑戦もさせていただけるので、今からとても楽しみです。

後輩へのメッセージ

将将来、自分はどうなりたいのかを思い描いて、具体的にビジョンと目標設定をまとめておくことが大切。飲食の仕事といっても幅広いので、いろいろな分野を知ってもらいたいと思います。そのためにも、自分から学ぼうという姿勢が必要です。勿論、試練もあります。就職活動を通して、自分が一番自分らしくいられる場所。居場所を見つけてください。

2021年4月掲載

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