飲食就活生のエフラボトピックス

エフラボ
あのひとが、素敵な理由。苅田 菜月さん Margotto e Baciare/サービス・パティシエ
個人経営店で自分の強みを発揮する
苅田 菜月
Margotto e Baciare/サービス・パティシエ▶1989年、埼玉県生まれ。高校卒業と同時に調理師免許を取得、製菓の専門学校へ進む。個人店で修業をつみ、25才のとき「マルゴット エ バッチャーレ」に入社。

個性を活かせるお店で、自分にしかできない仕事を。

小さい頃から料理をすることに興味を持ち、中学卒業の時点で調理師免許のとれる高校への進学を決めた、苅田さん。初めてのアルバイトから現在まで、働いた飲食店はすべて個人店。彼女は今、フレンチレストランでサービスとパティシエの二足のわらじをはいている。
「決まったことをするのが苦手なので、最初から個店主義のお店にしか興味はありませんでした。意見が通りやすそうだし、自由にやれると思ったんです」

製菓の専門学校を卒業後、アルバイト先だったビストロの2号店でパティシエとして働き、白金台のお店ではサービスを経験した苅田さんは、引き抜きというかたちで現在の「マルゴット エ バッチャーレ」に5年前に入社した。

「白金台のお店のシェフとここのシェフの仲が良くて、飲みの席でオーナーの加山に声をかけてもらったんです。ステップアップにもなると思って入ることを決めました」

現在、苅田さんが働いているうえで大切にしているのは「仕事とプライベートのメリハリ」。

「サービスといってもお客様の管理も含まれるので、接客だけをやればいいわけではなく、営業時間外でも仕事は膨大にある。でもそれを休みの日に持ち越したくないんです。最近、結婚もしたので、きちんとプライベートとは分けたいと考えています」

休憩時間は、勉強やリフレッシュしにカフェに行ったりするなど、大切な時間になっていると話す苅田さん。

「飲食の仕事って、朝が早くて、夜が遅いというイメージがあるかもしれないですけど、今働いているお店はライフワークのバランスがとてもとりやすいです。それにパティシエのお仕事もたまにやらせてもらえるのは、このお店ならではのことだと思います」

今後、子供が生まれて家族が増えても、このお店に戻りたいと語る苅田さんは、自分にしかできない仕事を日々追求している。

苅田さんが素敵でいられる3つのポイント

【1】大切にしていること
今、サービスをメインでやりながら、パティシエとしてお誕生日のプレートを手がけることもある。そんな風に、自分にしかできない仕事を増やすことがこだわりで、そのための努力は惜しまないようにしています。

【2】個人店の魅力
上司に話が通じやすい、そして、やりたいことをきちんとやらせてもらえること! みんなが近いところにいてコミュニケーションがとりやすので、仲間感も強いし、お互いに思ったことを伝えやすいと思います。

【3】今後の夢
近い未来でいうと、子供が欲しいです。ただ、職場復帰をしたいので、出産してからこの現場に戻りやすい立場を今から作っておきたいと考えています。遠い未来は家に子供たちを呼んで、お菓子教室を開きたい!

Margotto e Baciare
東京都港区西麻布4-2-6 菱和パレス1F
世界最高峰のトリュフをまるごと味わえる極上のモダンフレンチレストラン。香り高い、上質なトリュフの中からゲストが好きなものを1つ選び、料理に自らトリュフを削りかけて料理を仕上げるという夢のような演出もウリのひとつ。大人だけに許された極上のごちそうを西麻布の隠れ家にて、ぜひ。

2020年2月掲載

ページトップへ